英国の鉄道システム事業会社の日立レールが2019年8月31日(土)、都市間高速鉄道の新型車両の受注内示を獲得しました。日立製作所が公表しました。供給契約金額はおよそ532億円で、ロックレール社が資金調達し、鉄道運営会社のアベリオUKに165両33編成の車両がリースされます。
納入予定の新型車両は、環境に優しく、電化・非電化区間双方の路線を走行できるバイモードの仕様です。既存路線の乗客と地元住民の要望を受け、空調設備、無料のWi-Fi設備、電源コンセント、乗客向け最新スクリーンが完備され、ファーストクラスとスタンダードクラス双方の客室で、ケータリングサービスも提供されます。
車両は英国中東部イースト・ミッドランズ地域を通る既存の路線に供給され、シェフィールド、チェスターフィールド、ノッティンガム、ダービー、レスター、リンカーンを含むイースト・ミッドランズ本線の主要都市と、ケタリング、ロンドンを走行します。運行開始は2022年です。