鉄道総研、燃料電池ハイブリッド試験電車の基本走行性能を確認

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燃料電池ハイブリッド試験電車

©鉄道総合技術研究所

鉄道総合技術研究所は、8月に完成した新しい燃料電池ハイブリッド試験電車の走行試験を開始し、基本走行性能を確認したと公表しました。

試験電車は、これまでも研究所で使用してきた「R291形」の燃料電池とバッテリーなどの搭載機器を小型化・高性能化したもので、電車相当の走行性能と室内空間を確保しています。

今回行われた基本走行性能確認試験では、所内の試験線で最高時速45キロメートルまでの走行が実施され、燃料電池の高出力化による電車相当の起動加速度の確認や、燃料電池とバッテリーを組み合わせた走行および充電の確認、燃料電池2台を同時稼働でバッテリーを充電し、最大139キロワットの出力を確認しています。

今後は、ハイブリッドシステムの制御方法を改良してエネルギー効率の工場を目指すほか、燃料電池への負担が小さい制御方法などの研究開発を行っていくとしています。

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