国土交通省は2019年11月25日(月)、札幌市電の上下分離方式の導入に関し、必要な計画変更手続きを認定しました。
上下分離は、運送者と施設・車両の保有・整備者を区分し、それぞれが必要な免許を取得して事業を営む方式です。札幌市電の場合、札幌市交通局が施設・車両を保有し、運行管理等を札幌市交通事業振興公社が担当します。
11月25日(月)に認定されたのは、札幌市交通局が市電の活性化を目的に2013年度から進めている「軌道運送高度化実施計画」の内容変更です。今回の変更で、この計画の中に上下分離制度の導入が盛り込まれました。
「軌道運送高度化実施計画」では上下分離の導入のほか、2015年に実施済み路線のループ化、既設線のバリアフリー化や、3車体連接タイプのLRV2両、単車タイプのLRV9両の導入なども盛り込まれています。