JR東海、N700S新幹線に新型パンタグラフ たわみ式すり板導入で集電性向上と長寿命化

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N700Sに搭載される予定の新型パンタグラフ

©JR東海

JR東海は2017年9月28日(木)、東海道・山陽新幹線で2020年からの営業運行開始を予定している新型車両「N700S」について、同車両に採用する新技術のうち、新たに検証が完了した技術項目を公表しました。

今回、「N700S」への導入が発表された新技術は、高性能と軽量化を追求した新型台車と、集電性能向上と省メンテナンスを実現した新型パンタグラフの2項目です。

このうち、新型パンタグラフでは、追従性を大幅に高めた「たわみ式すり板」を開発、架線との設置部分である「すり板」を、架線に沿ってしならせることで、集電性能の向上と、長寿命化による省メンテナンスを実現します。また、パンタグラフの支持部を3本から2本にすることで、N700Aと比較し、1台あたり約50キログラム軽量化されます。

新型台車では、台車フレームの軽量化や、新幹線では初となる6極駆動モーター、低騒音の歯車装置、車体の揺れを抑えるフルアクティブ制振制御装置などが導入されます。

「N700S」は、2018年3月までに確認試験車が製作される予定です。

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