札幌市交通局は2020年1月9日(木)、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」第9条の4の規定に基づき作成された「移動等円滑化取組計画書」を公表しました。計画書では、旅客施設や車両などのバリアフリー化といったハード整備に加えて、旅客支援、情報提供、教育訓練といったソフト対策を計画的に実施する内容となっています。
地下鉄では、全駅においてエレベータ等の設置やバリアフリーガイドラインに基づく基本的整備を完了していることから、さらなる利便性の向上のために複数ルートの整備やトイレの全洋式化などの実施を進める計画です。東豊線さっぽろ駅、福住駅、南北線大通駅では、東京オリンピック札幌開催までに供用開始ができるよう、一般トイレの洋式化、オストメイト用設備などのバリアフリー機能の分散、段差解消等の整備を実施します。
路面電車では、2019年度から2028年度に低床車両14両の導入を計画しているほか、道路の幅員に応じて、停留場の拡幅や嵩上げなどを実施します。