国土交通省鉄道局は2019年12月27日(金)、2018(平成30)年度に発生した鉄道係員に対する暴力行為の実態調査を公表しました。
この調査は2013(平成25)年度から、すべての鉄軌道事業者を対象に実施しており、暴力行為の実態を把握するねらいがあります。2018年度の暴力行為の発生件数は670件で、2017年度の679件から9件減少しました。2015年度から4年連続の減少となりますが、依然として高止まりしています。
発生件数は東京都が246件と最も多く、次いで神奈川県の78件、大阪府の53件の順でした。全体の56パーセントにあたる375件の加害者が飲酒ありの状況でした。
国土交通省は今後も暴力行為の撲滅に向け、警察関係者などと連携し、広報啓発活動などの取組みを進める方針です。