JR東日本の子会社で、ベンチャーへの出資や協業を推進するコーポレートベンチャーキャピタルのJR東日本スタートアップと新潟市は、ベンチャー企業と連携して、「AI×観光」分野の2つの実証実験を開始します。
「タクシーの相乗り」アプリを展開するNearMeは、「観光タクシーの相乗りマッチングサービスによる“観光MaaS”の実現」をテーマとした実証実験を2020年1月18日(土)から3月末までの予定で行います。
AIを活用した観光ニーズのマッチングと送迎ルート最適化の技術を活用した、観光タクシーの「相乗り」による新たな移動サービス「新潟トラベルシャトル」を開始し、相乗りにより一人あたりの負担を下げることで、「お得で快適な観光地の周遊」を実現します。また、地域の観光資源を発見しやすくする仕組みを構築することで、地域の観光価値向上および地域活性化を目指します。送迎場所は、新潟駅南口、新潟市内宿泊施設などとなっています。
日本酒セレクトショップの運営などを行うMIRAI SAKE COMPANYは、「AI味覚判定を活用した日本酒レコメンドサービスによる新しい観光提案」をテーマに2020年2月14日(金)から3月15日(日)までの期間実証実験を行います。
10種類の日本酒をのみ比べ、AIによる味覚判定を通して、一人一人に合った日本酒製品や飲食店・酒販店を提案する観光拠点「日本酒観光案内バー(SAKE TOURIST INFORMATION BAR)」を開設します。独自のアルゴリズムにより12種類の日本酒味覚タイプに分類し、判定結果ごとに一人一人に合った味わいを巡る新潟駅近郊のラリー型の旅を提案することで、新潟駅周辺地域の飲食店・酒販店の回遊を促し、地域全体の活性化を目指します。実施場所は、新潟駅構内CoCoLo新潟西 N+ TABI BAR & CAFE/km-0 niigata lab 内です。