東芝インフラシステムズは2020年1月23日(木)、1月24日(金)に東京ビッグサイトで開催される展示会「DOCOMO Open House 2020」にパートナー企業として参加し、「5Gを活用したクラウド型ID乗車券システム(自動改札機)」をデモンストレーションしています。
このシステムは、改札機にスマートフォンに表示されたQRコードをタッチすると、5G回線でQRコード内の利用者IDがクラウドサーバに送られ、乗降状態の確認や運賃計算を実施、処理結果が改札機に戻され、利用者の入出場をコントロールします。
今回のデモはクラウドサーバとして、MECの特徴を持ち、ドコモのネットワーク網にクラウド基盤をつなぐことで実現されている「ドコモオープンイノベーションクラウド」を利用、乗車券処理におけるネットワーク伝送遅延の低減を実現しています。
クラウド側に乗車券情報や処理を集約させることで、今後広がりが期待されるMaaSとのシステム連携が容易になり、マルチモーダルによる「目的地までのサポート」といった新たなサービス提供の可能性が広がることなどが、利点として挙げられています。
同社は今後も、鉄道における新しいサービスを提供し、より便利で安心できる社会の実現に貢献していく方針です。