JR西日本は2020年1月下旬から8月ごろまで、特殊信号発光機検知支援システムを試験導入します。「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」に掲げる踏切障害事故の減少をめざす取り組みで、日本信号と共同開発した仕組みで、この試験導入はこれが初めてです。
山陽線や伯備線などを走行する113系車両1編成の計2台、115系車両2編成の計4台に、高解像度カメラを活用した踏切状態の検知・支援システムを搭載します。このシステムは、列車の先頭に設置したカメラ映像から特殊信号発光機の赤色発光を識別、検知し、異常を乗務員に音声で知らせる仕組みです。
JR西日本は2016年8月に日本信号と資本業務提携契約を締結し、安全性の向上を目指した新たな信号システムなどの開発を進めていました。