近鉄の「シカ踏切」がグッドデザイン賞を受賞 鹿の目線での対策を評価

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©日本デザイン振興会

日本デザイン振興会は2017年10月4日(水)、2017年度の「グッドデザイン賞」の受賞対象1,403件を公表、この中で、近畿日本鉄道で設置されている、鹿と列車の接触を防止するシステム「シカ踏切」に賞を授与すると発表しました。

近鉄の「シカ踏切」は、侵入防止ネットを使用し、鹿の線路への侵入経路を限定した上で、超音波により鹿の線路侵入を制御、音波の発信は列車運行がある時間帯とし、その間の鹿の線路侵入を抑止するシステムです。三重県津市に所在する大阪線の東青山駅周辺のほか、奈良線の榛原〜室生口大野間など、近鉄沿線での設置が進行しています。

グッドデザイン賞の審査委員は選考の理由について、鉄道と野生動物の関係について、野生動物の視点で考えることの大切さを提起している点、鹿の目線で問題を捉えることができたという、デザインにおける視点の重要性を示唆する好例である点などを評価しています。

なお、近鉄の「シカ踏切」は、2017年6月にも日本鉄道電気技術協会の「鉄道電気技術賞」を受賞しています。

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