JR東日本は、2020年2月下旬以降、痴漢被害をスマホアプリで車掌へ通報できる新システムの実証実験を埼京線で実施します。このシステムは、列車内で痴漢行為を受けた際、アプリのボタンを押すと車掌へ通報でき、通報後は、車内放送で注意喚起を図ります。
実験の第1ステップとして、2月下旬から3月中旬にかけ、機能検証のため、埼京線の大宮~新宿間の車内で実際に専用アプリのボタンを押し、車掌が車内放送で注意喚起する試験が行われます。試験放送では「〇号車のお客さまより、痴漢の通報がありました」などの具体的な通報内容の放送も予定されています。
6月以降に実施される第2ステップでは、JR東日本のモニター利用者が、実際に痴漢行為を受けたと認識した時に専用アプリを使用する実験の期間となり、この際は、最寄駅の駅員と連携し、警察への通報も実施されます。