京成電鉄は、駅のホーム上の非常停止ボタンと自動列車停止装置(C-ATS)との連動化工事をすべての区間で完了し、2020年2月1日(土)始発から全線で運用を開始したと発表しました。
非常停止ボタンは、駅構内や線路上などに異常があった場合に操作するものです。京成電鉄では2017年度から工事を進め、順次稼働を開始しており、全駅への整備が完了しました。
従来は、ホーム上のボタンが操作されると、危険を知らせる「列車停止表示灯」が動作し、それを目視した運転士の非常ブレーキ操作により手動で停車する方式でした。今回の連動化により、ホーム上のボタンが操作されると、C-ATSにより非常停止情報が付近の列車に送られ、運転士の非常ブレーキ操作の補助として、自動的に非常ブレーキを動作させ停車する方式となり、安全性が向上しています。