三井化学専用線、「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」開始

ニュース画像:ありがとう 炭鉱電車 - 「三井化学専用線、「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」開始」
ありがとう 炭鉱電車

©三井化学

三井化学は、大牟田工場で原材料の搬入などに使用している三井化学専用線を2020年5月を目途に廃止します。あわせて、三池炭鉱時代から現在まで100年以上にわたり運行してきた炭鉱電車への感謝と、未来に向けたレガシーとしての活用を検討する「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を開始します。ラストランイベントは、2020年6月に開催予定です。

旧三池炭鉱専用鉄道は、1878年に三池炭鉱の大浦坑から石炭を搬出するために敷設された馬車鉄道が始まりで、支線を含む総延長は約18.5キロメートルに及び、1964年から1972年までは地方鉄道として旅客の輸送も担いました。現在は1.8キロメートルの区間が三井化学専用線として当時の車両とともに運行を継続しています。

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」は、メモリアル映像を制作する「風景の資産」記録化プロジェクトや、炭鉱電車にまつわる音をASMR音源としてアーカイブする「音の資産」記録化プロジェクト、ラストランイベント&試写会を実施予定です。

炭鉱電車として現在も現役で稼働している5台およびそれらに付随する車両や駅舎などの取り扱いについては現時点では未定となっており、引き取り希望などを協議のうえ、決定していきます。

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。