JR東日本は2020年4月20日(月)初列車から、小海線の小淵沢〜小諸駅間で新しい閉そく方式、列車制御方式を採用した無線式列車制御システムを導入します。
無線式列車制御システムは、列車と地上設備が双方向に無線通信することで、従来に比べ地上設備をスリム化し、閉そく方式・列車制御方式の機能が向上します。
新しいシステムは信号機の条件を無線伝送し、列車自ら速度照査パターンを作り、列車が自らの速度を常時チェックします。そのパターンを超えた場合はブレーキ制御を自動的に行います。また、列車ダイヤに基づいて自動で信号機を制御する装置の採用で、指令から列車の運行管理が可能となり、輸送に対する柔軟性の向上を図ります。
さらに、各駅に分散して設置する必要のあった連動装置を1箇所に集約することで、設備のスリム化を実現、設備点数が少なくなり、設備に起因する故障リスクが低減します。