芸備線で2020年3月9日(月)、東城~備後八幡を走行していたキハ120形気動車が脱線する事故が発生しました。事故を受け、運輸安全委員会は事故調査官2人を現地に派遣し、調査にあたっています。この影響で3月10日(火)現在、東城~備後落合間で運転を見合わせています。
事故は、新見を出発し備後落合へ向かう快速列車として運転されていた「キハ120-358」が、崩落していた土砂に乗り上げて脱線、横転したものです。車両の横転により、下部にある燃料タンクのふたからタンク内の軽油、約200リットルが漏れ、事故現場に近い成羽川に流入しました。現場では、オイルフェンスを設置するなどの対応が講じられています。
なお、芸備線は、3月11日(水)も東城~備後落合間で終日運転を見合わせ、代行輸送を実施する計画です。復旧には数日間を要する見込みです。