JR貨物は2017年10月11日(水)、2017年度上半期の輸送動向を公表しました。公表によると、2017年度上半期のコンテナ輸送量は1,099万5,000トンで前年から4パーセント増加、車扱は396万2,000トンで前年から1.3パーセントの増加となっています。
コンテナ輸送量増加の背景としてJR貨物は、ドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物が、東海〜九州地区間をはじめ全国的に好調となったほか、国内新車販売台数の増加に伴い、自動車部品も東海〜東北地区間を中心に堅調に推移したことなどを挙げています。
車扱では、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから、前年から4パーセント増加した一方で、セメント、石灰石は需要減少などにより前年と比較して10パーセント減の大幅な減送となっています。この結果、車扱全体では前年比101.3パーセントでした。