JR西日本は2020年3月31日(火)、島根県邑南町と地方版MaaS構築に向けた協定を締結しました。
この協定は、地域公共交通の利便性向上と、地方版MaaS構築を目的に締結され、地域公共交通のデジタル化とキャッシュレス化や、町内観光素材との連携と情報発信、生活関連サービスとの連携、都市エリアとのつながりで事業を展開します。協定期間は2020年4月1日(水)から2023年3月31日(金)までとし、今後は協定内容に基づき、観光面や生活面の地域の課題解決に向けたさらに検討します。
MaaSは、出発地から目的地までの移動ニーズに最適な移動手段をシームレスに1つのアプリで提供するなど、移動を単なる手段としてではなく、利用者にとって一元的なサービスとして捉える概念です。
また、4月1日(水)から2021年3月31日(水)まで、地域公共交通のデジタル化に向けた配車システムを導入し、運営効率化と安全サポートに係る実証実験が実施されます。この実験では、デマンド交通へ導入される配車システムの運営効率化と安全サポートの検証が実施されます。
JR西日本では、「MaaS」を重要なテーマと捉えており、2019年には「MaaS 推進部」を設置し、関西の鉄道7社によるMaaS共同検討など、各種取り組みを実施しています。