小田急電鉄は2020年4月1日(水)、小田原線向ヶ丘遊園駅の北口駅舎の工事を完了し、全面リニューアルオープンしました。同駅は2018年8月から「ナチュラル・レトロモダン」をコンセプトに駅舎をリニューアルし、2019年4月に南口駅舎、跨線橋のリニューアルを完了しています。
今回のリニューアルは、北口駅舎の改築、外壁の塗装変更、照明の設置、コンコース内装塗装変更、床面の仕上げ、照明器具の更新、デジタルサイネージの設置です。北口駅舎は、マンサードスタイルと呼ばれる腰折れ屋根が特徴的な、1927年の開業時から残る同社線唯一の駅舎です。リニューアルでは、当時の面影を残しながらも外装を一新し、夜間には幻想的な演出をするライトアップ機能を設けました。
また、コンコースを解放感ある吹き抜け天井仕様とし、照明もモダンなデザインのLEDへ変更、さらに改札口付近にデジタルサイネージを新設し、沿線の暮らしに関わるものや観光、イベント情報などを紙ポスターに替えて発信します。
この工事完了により、向ヶ丘遊園駅は見た目にも華やかに、内装はレトロ感ある茶系統に統一され、床面の仕上げや暖かみのある照明などにもこだわり、より気持ちよく利用できる駅舎となりました。