東急電鉄、高架橋柱の耐震診断に誤り 計55本に追加耐震補強を実施

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耐震補強の施工例

©東急電鉄

東急電鉄は2020年4月15日(水)、過去に実施した高架橋柱およそ6,300本の耐震診断について、一部誤りがあり、耐震補強の優先度が低いと判定した柱の一部に優先度が高い柱があることが判明したと公表しました。

追加工事が必要な、耐震補強の優先度が高い柱は、田園都市線あざみ野駅の10本と、長津田~つくし野駅間の45本、計55本で、東急電鉄は速やかに耐震補強を実施する方針です。

「優先度が高い」と判定される柱は、柱にねばりがなく、非常に強い地震が発生した際、柱を斜めに断ち切るように破壊するおそれがある「せん断破壊先行型」、「優先度が低い」と判定される柱は、せん断破壊先行型の柱よりねばりがあるものの、非常に強い地震が発生した際、柱の一部に損傷が生じるおそれがある「曲げ破壊先行型」です。

なお、東急電鉄は減災対策として、「せん断破壊先行型」の柱に加え、「曲げ破壊先行型」の柱のうち耐震性が低いものから順に、損傷の度合いを小さくする補強工事を継続して実施しています。

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