JR東海は、東海道新幹線の異常時訓練シミュレータの導入を2020年5月に完了すると発表しました。
東海道新幹線はこれまで、車両故障の対応を目的としたシミュレータを導入していましたが、今回導入が完了するシミュレータは、自然災害や列車火災など異常時対応力を更に向上させるための設備となります。様々な異常事態をリアルに再現し、運転士の判断力を高める訓練が可能です。
東京、名古屋、大阪の乗務員職場、三島の総合研修センターに、対話形式訓練シミュレータ4台、自習形式訓練シミュレータ36台、合計40台が導入されます。
対話形式訓練シミュレータは、講師が指令や車掌役となり、運転士とマンツーマンで対話しながら行います。自習形式訓練シミュレータ自身の目的や技量に見合った訓練メニューを選択し、弱点を補強します。