国土交通省は2020年4月16日(木)、リニア中央新幹線静岡工区の有識者会議について、静岡県から推薦があった2名を構成員として採用しない考えを明らかにしました。
これは、静岡県がリニア中央新幹線の建設工事、敷設後の環境変化に関し、大井川流域への影響を懸念、国土交通省が示した構成員を中立公正性を欠くことがないよう見直すように4月10日(金)付けで要求ししていたものです。
静岡県は、日本下水文化研究会代表で水循環に詳しい稲場紀久さんと、東京大学大学院の蔵治光一郎さんを推薦していましたが、国土交通省は、2名について、どのような「審査」のプロセスを経てこの2名を選定されたのかは明らかにされておらず、どのような理由で推薦されたのかについても明らかにされいないとして、委員としての採用を行わない考えを示しました。