JR四国、2019年度決算 感染症で「会社発足以来、最大の危機」

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JR四国の「志国高知 幕末維新号」

©JR四国

JR四国は2020年5月8日(金)、2019年度決算を発表しました。1月までは前年を上回り、当初の計画通り業績は堅調に推移していましたが、2月以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、極めて厳しい状況です。

運輸業の営業収益は、前年度の豪雨災害の反動があるものの、感染症の影響により減少し、営業損失は悪化しました。他の事業においても、感染症の影響を受け、前年度に営業を開始した新規ホテルの効果による事業を除き、営業利益が悪化しました。

連結ベースの営業収益は489億円と前期から9億円減少、営業損失は120億円と5億円悪化しました。経営安定基金運用収益、特別債券の利息収入等を加えた経常損失は7億円で、前期から3億円悪化しています。これに、特別損益や法人税等を加味した親会社株主に帰属する当期純利益は12億円で、3億円の増加となりました。

なおJR四国は、2020年度の状況も、感染症の影響により「会社発足以来、最大の危機的状況」としており、輸送需要に対応したサービスの縮小など、コスト削減に努めます。

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