京阪電気鉄道は2021年1月から、「プレミアムカー」サービスを拡大し、新たに3000系全編成に導入します。
「プレミアムカー」は、特急形式の8000系に導入されている有料の座席指定車両です。3000系は特急以外の一般車としての運用もあり、これまで導入されていませんでした。今回の導入により、昼間時は全ての特急列車で「プレミアムカー」を利用できるようになります。導入車両は各編成「6号車」の1両です。
3000系のプレミアムカーは、複層ガラスの層間に液晶ディスプレイを内蔵した「infoverre Window シリーズ Bar タイプ」を鉄道車両の窓用ガラスとして世界で初めて採用します。また、両端部の壁、エントランス部のガラス仕切り壁の構造を見直し、従来は壁面テーブルまたはインアームテーブルを設置していた座席にも大型テーブルが設置されます。
運転本数拡大に伴い、乗り換え時にホーム上でプレミアムカー券またはライナー券を購入できるよう、キャッシュレスの座席指定券発売機が設置されます。