JR西日本は、2020年5月1日(金)から5月17日(日)までの営業・輸送概況の速報値を発表しました。通常利用者の多いゴールデンウィーク期間を含むこともあり、対前年比では、4月を上回る減少幅となっています。
運輸取扱収入は、4月の対前年比は23.7パーセント(%)でしたが、5月上旬は18.7%でした。近距離券は19.9%、中長距離券は9.1%、定期券は49.2%となっています。
鉄道利用状況は、山陽新幹線が前年比8%、北陸新幹線が5%、在来線特急が7%、近畿圏は近距離圏販売実績ベースで23%でした。
JR西日本は、4月30日(木)に発表した期末決算の中で、今期に入ってからも、財務面で「会社発足以来、最大の危機」としていましたが、5月時点もこの状況に変わりはなく、「社会インフラ企業としての使命を守る」「お客様や社員の安全を守る」「社員の雇用を守る」「サプライチェーンを守る」を掲げ、打てる手立ては迅速に打ち、最善を尽くす計画です。