JR東仙台支社、忌避装置の増設で輸送障害対策 動物衝突は134件

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忌避装置「害獣王」を設置

©JR東日本

JR東日本仙台支社は2020年5月22日(金)、仙台支社管内の列車と動物との衝突による2019年度の輸送障害は134件で、前年に比べ1件減少したと、発生状況をまとめました。

動物別に見ると、全体で猪が62件と最も多く、ついでカモシカ27件、鹿13件、熊18件でした。東北本線、磐越東線、磐越西線、仙山線、奥羽本線では猪、磐越西線、仙山線、奥羽本線ではカモシカや熊、石巻線では鹿との衝突が多く発生しています。

JR東日本は、高輝度青色LEDの発光と、6つのスピーカーから害獣の嫌う超音波を発し威嚇する忌避装置「害獣王」の設置や、動物の侵入防止柵の設置、唐辛子エキスや、ヒトデを原料にした忌避剤の散布など、安全・安定輸送に向け、様々な衝突防止対策を実施しています。

2020年度は、効果が高い忌避装置を、過去の衝突実績が多い奥羽本線に6台、仙山線に6台、磐越西線に3台設置するほか、鉄分を配合した誘鹿材の設置、徒歩や軌陸車による忌避剤散布などを計画しています。

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