JR東海は、リニア中央新幹線工事において最大の難所とされる南アルプストンネルなどのトンネル工事を進めていますが、2020年6月4日(木)、山梨県早川町に設置する予定の新しい発生土仮置き場の環境保全措置を具体化しました。すでに早川町内だけでも8カ所以上となっており、工事の進捗が窺えます。
山梨県早川町の置き場は、主に南アルプストンネル、第4南巨摩トンネル工事の発生土を仮置きするために設けられているもので、今回、環境保全措置が公表された湯島地区のほか、塩島地区、雨畑地区、奈良田地区、西之宮地区、中洲地区にも設けられています。
南アルプストンネルは、山梨県、静岡県、長野県を跨ぐ全長25キロメートル(km)のトンネルです。静岡県の区間を巡っては大井川の水源の下を通過することから、水源の流出が懸念されており、静岡県とJR東海の間で論争が続いています。