近畿日本鉄道は2020年6月下旬から9月末にかけて、車内全体に効果が持続する抗ウイルス・抗菌加工を施します。対象は、ケーブルカーやロープウェイを含む全1938両です。
特定のウイルスや細菌を持続的に減少・抑制させる無機溶剤を、つり革、手すり、シートなどの車内で利用者が手を触れる箇所など、全体に噴霧することにより、コーティング加工します。この加工により、インフルエンザウイルスとネコカリシウイルスの抗ウイルス、大腸菌と黄色ブドウ球菌の抗菌作用があります。
この抗ウイルス・抗菌加工は、SIAAの安全性基準に適合しており、SIAAマークの取得に向け申請を行っています。なお、鉄道車両でSIAAマークを表示するのは初めての事例です。
■確認されている効果
<抗ウイルス作用>
・インフルエンザウイルス(エンベロープあり)
・ネコカリシウイルス(ノロウイルス代替)
<抗菌作用>
・大腸菌
・黄色ブドウ球菌