JR西日本は2020年6月17日(水)、安心して利用してもらうための取り組みとして、9月以降順次、特急車両へ空気清浄機を搭載すると公表しました。同社では、染拡大防止ガイドラインに則り、「新しい生活様式」を踏まえ、利用者の安全・安心に向けた取り組みを進めています。
同社保有車両の約8割は換気装置や空調装置を通じて、常に換気を行っていますが、さらに約600両の特急車両に対して空気清浄機を搭載します。対象列車はTWILIGHT EXPRESS 瑞風、WEST EXPRESS 銀河、サンダーバード、はるかなどで、停車駅間の走行時間が長く、乗客自身で窓が開けられない構造の車両が対象です。
搭載するのは脱臭、除菌、ウイルス・VOC(揮発性有機化合物)除去機能のある、光触媒と紫外線の組み合わせを用いた空気清浄機です。客室天井部にある空調装置の吸い込み口に設置され、搭載車両には、ピクトグラムが貼付されます。搭載する器具の設計などを行い、9月以降順次工事を行います。