リニア静岡工区のトンネル掘削、国交省が坑口の先行整備を提案も県は拒否

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リニア中央新幹線のトンネル掘削において、大井川の水資源減少の懸念から静岡県とJR東海が対立している問題に関し、国土交通省は2020年7月9日(木)、静岡県に対し工事の進め方に関する提案を行いました。静岡県はこれに同意しない姿勢を示しています。

国土交通省の提案は、水資源に関する議論を進める間、掘削の前段階として必要な坑口等の整備を先行して着するというものです。基本的には陸上部地表面の工事であることから、水資源や自然環境への影響が軽微あるとの見方を示しています。

また、坑口が整備されることで「なし崩し的にトンネル掘削につながってしまうのではないか」との懸念については、必要な議論が終了するまでトンネル掘削には着手しないというJR東海の発言や、河川法により知事の許可が必須であることを挙げ、「なし崩しにならないことは担保されている」と説明しています。

これに対し静岡県は、国土交通省の提案には同意しない姿勢を示しています。

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