国土交通省は2020年7月16日(木)、東京・霞が関の中央合同庁舎3号館において、「第4回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議」を開催します。
静岡工区を巡っては、トンネル掘削において、大井川の水資源減少の懸念から静岡県とJR東海が対立、静岡県が工事に関わる認可を出さず、計画されている2027年の開業が危ぶまれる事態となっています。
国交省は7月9日(木)、水資源の議論を進める間、掘削の前段階として必要な坑口の整備を先行して着手することを静岡県に提案したものの、県は同意しない姿勢を示しています。
こうした状況から、与党・自民党内の特別委員会が静岡県を含む沿線の知事から意見を聴取するなど、行政、立法もこの問題に積極的に介在し、7月16日(木)の有識者会議の議論にも注目が集まっています。