山陽電車、AI画像解析技術で踏切の安全性を向上

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実証実験の概要

©山陽電気鉄道

山陽電気鉄道と山電情報センターは2020年8月上旬から、踏切横断の安全性強化を目的とした実証実験を開始しました。この実験は、監視カメラ設置による遠隔監視と、AI画像解析技術を活用した踏切遮断時の異常検知を検証します。

山陽電車の踏切の「人」の往来の映像をリアルタイムに解析する実験で、オプテージの持つAI技術や通信技術、ウェブ開発技術を活用します。AI画像解析の活用により、従来の障害物検知システムで検知できなかった、歩行者やベビーカー、車いすなどの検知が可能になります。

異常を検知した際、カメラ付近に設けられた装置から信号を送り、特殊信号発光機を発光させて接近する列車の運転士へ通知し、列車を安全に停止させます。並行して、運転指令室に危険を通知する仕組みとなっています。こうしたシステム全体の機能と、踏切で人身事故の抑制につなげます。

実証実験は8月上旬から10月中旬まで実施し、2021年春の本格運用の開始を目指します。

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