熊本電気鉄道は2020年8月17日(月)、国土交通省九州運輸局に鉄道旅客運賃の上限運賃変更認可を申請しました。初乗り運賃を現在の140円から、10月1日(木)に160円へ値上げします。
鉄軌道運賃は、各事業者の「上限運賃」を国土交通省が認可する制度です。事業者は認可された上限運賃の範囲内で届出により「実施運賃」を設定できます。今回の変更は初乗り運賃以外も、距離や券種を問わず全て値上げされる予定で、値上率は普通旅客運賃が10.77%、通勤定期旅客運賃が11.07%、通学定期旅客運賃が11.13%となっています。
変更理由について熊本電気鉄道は、直近3年の累積赤字7,000万円、過去67年間で約24億円に積み上がり、過去10年の利用者数は増加しているものの、事業収入が設備投資費用を上回っていないことを挙げています。