鉄道総研、鹿接触事故の防止手法開発 車両から犬と鹿の鳴き声を組み合わせた忌避音

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忌避音のイメージ

©鉄道総合技術研究所

鉄道総合技術研究所は2017年11月14日(火)、鹿と犬の鳴き声を組み合わせた忌避音を吹鳴し、鉄道車両と鹿の接触事故を防止する手法を開発したと公表しました。

開発された手法は、鹿の警戒声と犬の咆哮音を組み合わせた忌避音を走行する車両から吹鳴し、鹿を遠ざけるものです。この音声は、仲間に危険を知らせる時に鹿が発声する「警戒声」を約3秒間、鹿が嫌う「犬の咆哮音」を約20秒間取り入れたもので、鉄道総研が実際に走行実験を行なった結果、走行100キロメートルあたりの鹿の目撃回数が約45パーセント減少しました。

鉄道総研では、今後、車両に搭載した状態で長期間の試験を実施し、その効果を検証、2018年度中に実用化の目処ををつける予定です。

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