JR北、収支改善目指す 2021年春のダイヤ見直し

ニュース画像:特急「大雪」(papaさん撮影) - 「JR北、収支改善目指す 2021年春のダイヤ見直し」
特急「大雪」(papaさん撮影)

©papaさん

JR北海道は2020年10月14日(水)、2021年春以降のダイヤ見直しについて発表しました。利用が大きく減少している列車を中心に減便・減車・定期列車の臨時化などを実施し、鉄道事業継続のため経費節減を図ります。

減便する列車は、特急5種です。札幌〜函館間の「北斗」は、定期24本から上下1本ずつ取りやめます。あわせて上下1本ずつを臨時列車として、定期20本と臨時2本となります。札幌〜旭川間の「カムイ」・「ライラック」は、定期48本から上下2本ずつを臨時列車とし、定期44本と臨時4本となります。この臨時列車は土休日や繁忙期などに運行します。

さらに、旭川〜網走間の「大雪」は、定期4本が全て臨時列車となり定期列車の運行がなくなります。旭川〜稚内間の「サロベツ」は、定期4本のうち2本が臨時列車となります。なお、札幌〜網走間の「オホーツク」と札幌〜稚内間の「宗谷」については現行体系を維持します。

減車する列車は、「北斗」と「おおぞら」で、編成両数を5両とし、利用状況に合わせて増結します。

このほか、札幌圏や函館線の滝川〜旭川間、留萌線、石北線、宗谷線の旭川〜名寄間、根室線の滝川〜新得間・新得〜帯広間については、利用客の減少に合わせて普通列車等の本数を見直します。

同社は、今回の見直しと別途検討している駅の見直しで、年間約5.5億円の経費節減を見込み、今後の収支改善を図ります。見直し実施は2021年春を予定、詳細は後日発表されます。

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