小田急、終電を約20分繰り上げ 2021年春ダイヤ改正

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小田急電鉄

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小田急電鉄は2020年11月4日(水)、2021年春のダイヤ改正で、小田急線全線の終電を約20分程度繰り上げ、始発を10分程度繰り下げると発表しました。新型コロナウイルスの影響で、終電近い時間帯の利用客減、鉄道工事を取り巻く環境変化と工事時間の確保に取り組む対応です。

終電時刻の繰り上げは、小田原線、多摩線、江ノ島線の小田急線全線です。平日下りの新宿発で、小田原線で小田原まで行く場合と、多摩線で唐木田まで行く場合、それぞれ20分程度早まります。また、江ノ島線は片瀬江ノ島まで行く場合、10分程度早くなります。なお、始発列車の繰り下げは、各路線で一部の始発が5分から15分程度、遅くなります。

小田急の利用客は、在宅勤務の浸透や外出機会の減少などで、特に24時台に運行する最終列車に近い時間帯の利用者は、コロナ前と比べて46.5%減と、他の時間帯の19%減、24%減と比べ減少幅が大きい状況です。利用客の働き方、行動様式が従来の姿に今後も戻ることはないと予測しています。

また、近年は夜間を中心に実施している鉄道メンテナンスの担い手不足への対応、安全・防災対策のため工事時間の確保が課題です。最終列車から始発列車までの間合いが約30分増え、実作業に利用できる時間が合計4時間程度となります。これにより、高度な技術を要する鉄道メンテナンスの業務効率や係員の働く環境の改善によって持続性を高めます。

ダイヤ改正日や詳細な運転ダイヤは、12月中に発表される予定です。

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