新幹線、トンネル含む全線で携帯電話が利用可能に 最後の2区間工事完了

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新幹線におけるトンネル内携帯電話サービス状況

©JR東日本

山形新幹線は2020年12月15日(火)始発列車から、トンネル内を含め全線で携帯電話サービスが利用できるようになります。総務省が補助事業として新幹線トンネルの携帯電話エリア化対策を進めてきたもので、山形新幹線の携帯電話エリア化完了で、全国の新幹線営業区間の携帯電話エリア化が完了しました。

今回、工事が完了した区間は山形新幹線が走行する奥羽本線の峠駅~大沢駅間、芦沢駅~舟形駅間の計6トンネル、およそ2.0キロメートル(km)です。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアの電波が利用できます。

このエリアを含む山形・秋田新幹線は、奥羽山脈を横断するため、トンネル以外にも携帯電話エリア外の箇所があり、整備する基地局に必要な電力、通信回線の供給も困難な箇所がありました。このため、トンネル周辺の基地局を整備し、基地局に必要な電力・通信回線の整備を行い、これまでに例のない取り組みで携帯電話エリア化が実現しました。

JR東日本管内では東北新幹線で7月23日(木)、秋田新幹線は7月8日(水)、北海道新幹線は3月25日(水)からそれぞれ全線で携帯電話サービスの利用が可能となっています。なお、一部電波が弱い箇所があり、使用する携帯電話の通信事業者、機種の違いにより、通信が途切れる場合があります。

期日: 2020/12/15から

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