三菱商事、カイロ地下鉄4号線向けシステム受注

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カイロ地下鉄4号線第一期区間の概要

©三菱商事

三菱商事は、エジプトの大手建設会社であるオラスコム建設(Orascom Construction)とコンソーシアムを組み、カイロ地下鉄4号線第一期向け鉄道システムの納入を受注、2020年11月24日(火)、約900億円で契約を締結しました。

カイロ地下鉄4号線第一期はカイロ中心部から大カイロ都市圏の南西部に位置するピラミッドを結ぶ新路線です。このプロジェクトは、エジプト運輸省トンネル公団(National Authority For Tunnels:NAT)が発注したもので、三菱商事は商務関連とシステムに必要な機器供給を担当、オラスコムは土木工事、車両運転指令所等の建屋建設を担当します。

このプロジェクトには国際協力機構(JICA)による円借款が供与され、日本の鉄道技術の活用が期待されています。また、エジプトで初めて本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)が適用された円借款事業となります。

カイロ地下鉄4号線は、大カイロ都市圏の交通渋滞緩和に大きく貢献することが期待され、またカイロ中心部とピラミッドや現在建設中の大エジプト博物館を繋ぐことから、観光都市カイロにおける観光路線としても大きく注目されています。

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