台湾に寄贈の583系寝台電車、11月15日に台北機廠へ到着

ニュース画像:台北機廠に到着した583系電車 - 「台湾に寄贈の583系寝台電車、11月15日に台北機廠へ到着」
台北機廠に到着した583系電車

©中華民国文化部

台湾の中華民国文化部は、JR東日本から寄贈された583系特急型電車が、2017年11月15日(水)に、台湾・台北市の台北機廠鉄道博物館園区に到着したと発表しました。

到着にあたり、鄭麗君文化部長は、「車両の寄贈は台湾の鉄道史の再現であり、台日の鉄道文化資産の結び付きになった」と喜びを示しています。

台湾における寝台列車は、日本統治時代の1922年に導入されましたが、南北間移動の所要時間の短縮により、1982年に廃止、1995年には寝台車も全て解体されてしまっています。

台北機廠鉄道博物館園区は、日本統治時代の鉄道工場を前身とする車両基地「台北機廠」の跡地を活用した施設で、現在は国家レベルの鉄道博物館として整備が進められています。

今回、583系が寄贈された理由は、世界初の寝台電車として評価されたもので、2017年8月1日(火)にJR東日本と、台湾側との間に車両譲渡合意確認書交換式が行われています。対象となる583系は、2017年4月まで秋田車両センターに所属し、晩年は臨時列車用として使用されていた車両です。

期日: 2017/11/15

関連記事

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。