山口線、ホーム反対側の扉開いた事象 重大インシデントに認定

JR西日本の山口線で2020年12月30日(水)、駅停車中の列車がホームと反対側の扉を開くトラブルが発生しました。このトラブルによる怪我人はありませんでした。国土交通省は2021年1月5日(火)、「重大インシデント」に認定し、運輸安全委員会が調査を開始します。

これは、12月30日(水)19時頃、島根県益田市の本俣賀駅に停車中の1両編成の列車で発生し、当該車両には乗客7名が乗車していました。列車はワンマン運転で、運転士が同駅に停車しようとブレーキをかけている際、ドアが開くと消灯する「戸ジメ表示灯」が消灯したことを確認、停車後すぐに確認したところ、進行方向と反対側の扉が開いていることが発覚しました。運転士はその後、ドアを施錠、締切りにして本俣賀駅を9分遅れて発車しました。

JR西日本は原因について、戸閉装置からエア漏れが発生していたと説明していますが、詳細は調査中です。また、12月31日(木)以降、全ての同種車両(キハ40・47形)を緊急点検し、当該車両以外に異常がないことを確認しています。

今後、JR西日本は運輸安全委員会の調査に全面的に協力し、車両関係区所での車両検査や、乗務員が日々行う点検をより入念に行う方針です。

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