JR東海は、特急「ひだ」、「南紀」の85系気動車を新しいハイブリッド特急車両「HC85系」に置き換えます。2022年度から2023年度にかけて64両の量産車を新製し、順次営業投入することを決定しました。
HC85系は、試験走行車として2019年に4両1編成が新製され、約1年間に亘って試験走行を実施してきました。今回の量産決定は、これまでの試験走行結果を踏まえ判断されたもので、試験走行車4両も量産車仕様に改造し営業運転に使用されます。営業投入後は、ハイブリッド方式の鉄道車両では国内初の最速時速120キロメートルでの運転を目指す予定です。
車両の新造、試験走行車改造、付帯工事に係る費用は約310億円となる計画です。