JR東、国内最速360kmのALFA-Xで5G通信実験に成功

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実証実験を行う E956形新幹線試験電車(ALFA-X)

©JR東日本

JR東日本とNTTドコモは2020年10月から12月、E956形新幹線試験電車(ALFA-X)での第5世代移動通信方式(5G)の無線通信実証実験を実施しました。国内最高速度の時速360km(キロメートル)で、良好な結果を得たと発表しています。

実証実験は、東北新幹線仙台〜新青森間の一部区間で実施、実験的に線路沿いに5G基地局を設置、走行する「ALFA-X」車内に移動局を搭載しました。実験内容は、5Gでの無線通信実験と高精細映像伝送実験でした。

5Gでの無線通信実験では、移動局の受信時最大500Mbps(メガビーピーエス)、送信時最大100Mbps の通信速度を達成。100Mbps以上の通信速度を保ったまま、通信基地局を切り替えるハンドオーバーにも成功しました。また、高精細映像伝送実験では、4K ・8Kでの映像コンテンツのダウンロード、アップロード、ストリーミングにも成功しています。

今回の実証実験により、新幹線のような高速鉄道でも、安定した5Gの高速通信と4Kや8Kなどの高精細映像の伝送が実現できることを確認、新たなサービス提供の可能性が広がりました。 JR東日本とNTTドコモは、今後も高速鉄道環境での快適なモバイル通信と付加価値の高い移動空間の提供をめざします。

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