JR西、第3四半期営業収益44%減 通期予想は変更せず

JR西日本は2021年1月29日(金)、2020年度第3四半期(2020年4~12月)決算を発表しました。営業収益は前年比44%減の6,450億円、営業損失は1,755億円、経常損失は1,893億円、純損失は1,618億円でした。9月に発表した通期予想の売上高9,200億円、営業損失2,900億円、当期純損失2,400億円は変更しません。

新型コロナウイルス感染症の影響で、鉄道を含む運輸、流通、不動産と全ての事業で前年を下回る状況が続いています。新幹線は輸送人キロベースで前年度の35%となり、第2四半期の28%より上向いたものの、収入面で大きな影響を与えない範囲に止まっています。運輸収入は全体で対前年約46%でした。

厳しい経営環境にあるものの、安全関連の施策や感染防止対策は着実に推進します。不急の施策の見送りや先送りなどでコスト節減を実施し、連結で約630億円の節減を見込んでいます。また、金融機関からの調達枠の拡大を実施し、社債やコマーシャル・ペーパー(CP)の発行などで約6,800億円を調達する方針です。

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