ドバイメトロ
三菱重工グループの三菱重工エンジニアリングは2021年3月23日(火)、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにある全自動無人運転鉄道システム「ドバイメトロ」の運行・保守と路面電車「ドバイトラム」の運行に関する事業権を取得しました。
この事業は、フランス国有鉄道(SNCF)グループのケオリス社、三菱商事とコンソーシアムを組んで受注したもので、ドバイ道路交通局(RTA)との間で契約が締結されました。海外における都市軌道交通の運行へ参画するのは三菱重工エンジニアリングとしては初めてです。今後、3社で事業会社「Keolis MHI Rail Management and Operation LLC」を設立した後、現行の運行・保守事業者からの移管を経て、2021年9月から事業を開始します。契約期間は最長15年です。
ドバイメトロは、2009年に開業した2路線計90kmの都市鉄道で、うち当初開業した約75kmの本線を三菱重工がリーダーを務めた5社コンソーシアムが設計・調達・建設を請け負っています。また、ドバイトラムは2014年に開業した路面電車で、高層ビルが立ち並び開発が著しいマリーナ地区の計10.6kmを結んでいます。