北陸新幹線、金沢〜敦賀間の開業1年延期 国交省が認可

国土交通省は2021年3月31日(水)、「北陸新幹線」金沢〜敦賀間の工事実施計画変更を認可しました。これにより工事完了の予定時期延期、工事費の増加が決定しています。

2022年度末に予定していた工事完了時期は、2023年度末に1年延期されました。加賀トンネルにおける盤ぶくれ対策のため追加工事、敦賀駅の工事の遅延が要因として挙げられています。

工事費は、約1兆4,121億円から約1兆6,779億円に、2,658億円の増加が決まりました。物価上昇が最大の要因で、次いで不調・不落、工期短縮などが挙げられています。

北陸新幹線の延伸事業については2020年12月22日(火)、国土交通省が鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)に業務改善命令を発出。同機構は、2021年3月5日(金)に北陸新幹線金沢〜敦賀間の工事実施計画の変更を申請していました。

なお、JRTTは北陸新幹線に特化した組織作りのため、4月1日(木)付で北陸新幹線建設局を設置、地域密着型の組織として体制を強化します。

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