JR西日本は2021年6月1日(火)から2024年5月31日(金)まで、契約社員を除く運転士など全ての社員を対象にグループ外での出向を実施します。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、経営環境を踏まえた雇用と人材育成を目的に同社と西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組)が4月20日(火)、協定を締結しました。
グループ外出向の実施は、JR西とその労組が3月から議論を開始しました。将来の価値創出、人材育成と雇用確保が目的です。また、利用客の減少に伴い列車本数の削減や駅業務体制の見直しなど、事業の縮小を受けて生み出される要員の効果的な活用が収支改善につながる見込みです。
出向は、期間中に対象者ごとに2年以内とします。対象者は、社員、シニア社員などから会社が選定し、本人が了承した社員です。出向期間中の賃金は、 JR西日本の規定で支払われますが、就労条件は出向先の会社規程に準じます。具体的な出向先企業や労働条件については今後、JR西が社員に説明する模様です。