JR東日本は、2021年4月28日(水)から5月5日(水)のゴールデンウィーク期間8日間における利用状況を公表しました。期間中の新幹線・特急列車の利用状況は107.5万人、2019年比27%でした。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発出などで、2020年同様に大きく減少しました。
主な線区で利用が最も少なかったのは、空港需要が大幅に減少した総武・成田線を運行する成田エクスプレスが0.4万人で2019年の13.5万人に比べて3%でした。次いで秋田新幹線(盛岡~田沢湖)が1.4万人、山形新幹線(福島~米沢)が2.1万人でいずれも2019年比19%となりました。東北地方は、コロナの影響に追い討ちをかけ、5月1日(土)に発生した宮城県沖を震源とした地震で、東北新幹線や東北地方の多数の路線が運休するなどの影響もありました。
また、この期間の近距離の利用状況については、2,774万人で2019年比52.0%と半減はしているものの、近場で過ごす傾向が現れています。首都圏主要駅の利用実績では、2019年比約30%台が多い中、高尾駅が50%となっており、都心の蜜を避けつつ、気軽に行ける自然に人気が集まったようです。