BSフジの鉄道伝説は2021年5月8日(土)、第64回「南海ズームカー 大運転を制せ!」を放送します。南海電鉄の代名詞とも言えるズームカーの初代車両21000系電車に迫ります。放送時間は12時から12時30分です。
南海電鉄の路線は、大きく南海本線と高野線の2つに分かれ、それぞれの路線の性質から車両も作り分けられています。中でも高野線は平坦路線・山岳路線の2つの顔を持ち、高野下から極楽橋の間は、50パーミルの急勾配や半径100メートルの急カーブが連続する難区間です。性質の違う路線を直通で走ることは、車両や運転士への負担が大きく、南海ではその難しさから、難波から終点極楽橋への直通運転を「大運転」と呼びました。
そして、この「大運転」にふさわしい車両を開発、1958年に21000系初代ズームカーが登場しました。
なお、南海ではすでに廃車となった21000系ですが、現在は静岡県の大井川鉄道に譲渡された車両を見ることができます。