総合車両製作所(J-TREC)の次世代オールステンレス車両のブランド「sustina(サスティナ)」で製造された車両が2021年5月で運用開始から8年を迎えます。
「サスティナ」は総合車両製作所の前身、東急車輛製造が培った「軽量ステンレス車両」を踏襲し、インテリア・エクステリアにもこだわった車両デザインの車両です。
2013年5月に東京急行電鉄と共同で開発した東急5050系電車「サハ5576号」が第1号として製造・運用を開始しました。その後に製造された主な形式は、「お客様、社会とコミュニケーションする車両」をコンセプトとしたJR東日本E235系電車。また「日本らしさとスピード感が伝わる車両」をコンセプトに、浅草線にふさわしく歌舞伎をイメージした車体の東京都交通局5500形電車など同ブランドながら各社の個性を引き出す洗練された車両となっています。
このほかにも静岡鉄道A3000形や京王5000系、相鉄12000系など東日本を中心とした地域で活躍しています。また、タイのバンコクメトロ(MRT)の北西部を走るパープルラインでも「サスティナ」車両が導入されています。
■sustinaモデルとして製造された車両形式一覧
京急1000形1890番台[20次車])
E131系
EV-E301系
E129系
E235系
HB-E210系
静岡鉄道A3000形
東急2020系
東急6020系
東急5000系(サハ5576)
京王5000系
都営5500形
相鉄12000系
しなの鉄道SR1系