NHK総合で2021年5月25日(火)10時15分から10時42分、「さよなら、秋田港の貨物列車」で秋田臨海鉄道最後の日を放送します。番組は4月16日(金)に秋田放送局で放送されたものを再放送します。
3月31日(水)、秋田臨海鉄道が鉄道事業を廃止し、秋田の街からひとつの鉄道の風景が消えました。全長わずか5.4キロメートルに貨物列車の運行が週3日間だけの貨物鉄道。約50年間、秋田の産業を支えてきましたが、時代の流れには逆らえず、ついに最終運行の日を迎えます。列車はまるで秋田の街に「さよなら」を告げるかのように、汽笛を鳴らして進みます。
番組は秋田臨海鉄道による全面協力のもと最後の3か月間を取材。安全運行を支えてきた鉄道員、列車がゆく風景が日常だった近隣住民。人々の思いとともに消えゆく風景を記録し、惜しまれつつ迎えた最後の日々に、カメラが密着しています。