95年前(1926年/大正15年)の5月27日、群馬県前橋市に上毛電気鉄道が設立されました。その2年後の1928年(昭和3年)11月10日に上毛線、中央前橋〜西桐生間が開通しました。
上毛線(上電)は全線単線で、営業キロ25.4キロメートル(km)に23駅あります。上毛三山の一つ「赤城山」の麓、前橋市と桐生市を東西に結ぶ路線は、赤城山系が一望でき、桐生市内では渡良瀬川を渡るなど風光明媚な路線です。
現在、在籍する旅客用車両は、デハ100形電車のデハ101の1両と700形電車16両です。
デハ101は、上毛線開業時の1928年11月10日に運行を開始した車両で、2020年現在も車籍があり、イベントなどでは特別運行することもある現役車両です。また、日本で現存する数少ない可動状態の吊り掛け駆動式旧型電車で歴史のある車両です。
700形電車は、1980年(昭和55年)10月に西武鉄道から16両、1988年(平成元年)8月に東武鉄道から18両を導入しました。いずれも老朽化に伴い引退、1998年(平成10年)に京王3000系を「700形」として導入しました。現在、京王で使用された700形2両編成の計16両8編成が在籍。この8編成はそれぞれ異なる8色カラーで運行しています。
【現在運行中の700形 全8編成ラインアップ】
■711-721編成:上毛電気鉄道カラーのフィヨルドグリーン
1998年11月29日営業運転開始
■712-722編成:ロイヤルブルー
1999年1月27日営業運転開始
■713-723編成:フェニックスレッド
1999年3月12日営業運転開始
■714-724編成:サンライトイエロー
1999年5月7日営業運転開始
■715-725編成:ジュエルピンク
1999年5月21日営業運転開始
■716-726編成:パステルブルー
1999年5月22日営業運転開始
■717-727編成:ミントグリーン
2000年4月9日営業運転開始
■718-728編成:ゴールデンオレンジ
2000年12月28日営業運転開始